Contamination of river water by Cryptosporidium parvum oocysts in western Japan
Applied and Environmental Microbiology,67, 3832~3836 (2001)

兵庫衛生研・微生物部 小野 一男、辻  英高、山本 昭夫、増田 邦義
兵庫衛生研・所長 川村  隆
神戸大学医学部 堀田  博
ネパール医科大学 Shiba Kumar Rai
国立感染症研究所 遠藤 卓郎
神戸大学医学部 宇賀 昭二

腸管寄生下痢起因原虫Cryptosporidiumu parvum (CP)の河川水の汚染実態は明らかにするために,
1998と1999年の7~11月の期間に兵庫県の4地域の水道水源18河川・156地点の河川表水から,
超音波処理法と免疫磁気ビーズ法を用いてCP oocyst (CPO) の検出を行なった.
種の同定は蛍光抗体法,微分干渉顕微鏡観察法および蛍光法の形態学的検査とPCR法により,また,
遺伝子型の同定はPCR制限酵素切断長多型性分析により行なった.その結果,18河川中13河川 (72%),
156地点中74地点 (47%)からCPOが検出され,CPO汚染が極めて広汎におよぶ汚染実態が明らかにされた.
地域別の汚染率は飼育されているウシの多少と相関しており,さらに,遺伝子型分類により,
ウシ型と同定されたことから,これら地域の河川におけるCPOの汚染源は,
同地域で飼育されているウシであることが示唆された.

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